歯科医臨床研修

研修プログラム

プログラムの名称およびプログラム番号

福井大学医学部附属病院歯科臨床研修プログラム(プログラム番号:050062001)

施設の概要

単独型臨床研修施設

施設の名称
福井大学医学部附属病院
臨床研修施設長
病院長 腰地 孝昭
研修総括責任者
病院長 腰地 孝昭
プログラム責任者
歯科口腔外科長 佐野 和生
事務部門の責任者
病院部総務管理課長 柘植 智司
研修協力施設
福井口腔保健センター 〒910-0001 福井市大願寺3-4-1

研修内容

オリエンテーション

研修開始直後の1週間はオリエンテーションを行います。研修を円滑に実施できるよう、カルテの記載、医療安全管理、院内感染対策、チーム医療、保険診療、ACLSコース等、歯科医療を行うために必要な事項を学びます。

歯科口腔外科臨床研修

主に本院歯科口腔外科外来および病棟において研修を行い、研修協力施設において地域医療研修を行います。研修到達目標である「基本習熟コース」および「基本習得コース」に基づき、基本的な歯科医療に必要な臨床能力を身に付け、また、より広範囲の歯科医療、口腔外科治療について知識、態度、技能を習得していきます。

研修期間割り

4月~2月
福井大学医学部附属病院 歯科口腔外科外来・病棟(口腔外科・有病者歯科治療・全身管理)
3月
協力施設(地域医療)

研修歯科医の指導体制

研修の責任者は福井大学医学部附属病院長であり、病院長のもとに歯科研修管理委員会を置き研修の計画から修了認定までを管理します。また、研修期間中プログラム及び研修歯科医の指導・管理を担当する研修プログラム責任者、研修歯科医を直接指導し評価を行う指導歯科医を置きます。

歯科医研修管理委員会

歯科研修管理委員会は、病院長、プログラム責任者、研修協力施設の研修実施責任者及び事務責任者で組織し、歯科臨床研修プログラム及び研修歯科医の管理、評価等を行います。

プログラム責任者

プログラム責任者は、研修プログラム全体を統括し、全研修期間を通して歯科研修医の指導・管理を行います。研修協力施設に1名の研修実施責任者を置き、歯科研修医の指導・管理を行います。

研修指導歯科医

指導歯科医は臨床経験7年以上で、研修プログラムに基づき直接歯科研修医を指導し、評価を行います。なお、研修協力施設の指導歯科医は施設の長に委ねます。

臨床研修の評価と修了認定

(1)指導歯科医は研修目標の到達状況を適宜把握し、診療科のプログラム責任者に報告します。
(2)プログラム責任者は、当該研修期間が終了したとき、研修医の目標到達状況を研修管理委員会に報告します。
(3)歯科研修管理委員会は、1年間の研修終了時に、各歯科研修医の勤務記録、研修到達度、各評価より総括的評価を行います。病院長は、歯科研修管理委員会が臨床研修を修了したと認めるときは臨床研修修了証書を交付します。また、臨床研修を修了したと認めないときは、その理由を文書で歯科研修医に通知します。

到達目標

選抜方法面接試験

本院の歯科医師臨床研修の目標は、歯科医師としての人格の涵養に努めるとともに、患者中心の全人的医療を理解し、すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(態度、技能及び知識)を身に付け、頻度の高い疾患や病態およびプライマリ・ケアに対応できる歯科医師を育成するための初期臨床研修を行い、生涯研修の第一歩とすることです。
歯科臨床研修医は当院臨床教育研修センターに所属し、本プログラムに沿った研修を行います。
初期臨床研修においては、個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、「基本習熟コース」を自らが実践することで、基本的な歯科医療に必要な臨床能力を身に付けます。また、生涯研修へ円滑に移行できるような研修を行うために、「基本習得コース」を臨床経験することで、より広範囲の歯科医療、口腔外科治療について知識、態度、技能の習得はもとより、高頻度疾患を中心とした全身管理に必要な医学的知識の習得に努めます。

基本習熟コース

医療面接 一般目標 患者中心の歯科診療を実施するために、医療面接についての知識、態度、技能を身に付け実践する。
行動目標 コミュニケーション・スキルを実践する。
病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴)聴取を的確に行なう。
病歴を正確に記録する。
患者の心理・社会的背景に配慮する。
患者・家族に必要な情報を十分に提供する。
患者の自己決定を尊重する。(インフォームドコンセントの構築)
患者のプライバシーを守る。
患者の心身におけるQOL(Quality of Life)に配慮する。
患者教育と治療への動機付けを行なう。
総合診療計画 一般目標 効果的で効率の良い歯科診療を行うために、総合治療計画の立案に必要な能力を身に付ける。
行動目標 適切で十分な医療情報を収集する。
基本的な診査(基本的な検査を含む)を実践する。
基本的な診査の所見を判断する。
得られた情報から診断する。
適切と思われる治療法及び別の選択肢を提示する。
十分な説明による患者の自己決定を確認する。
一口腔単位の治療計画を作成する。
予防・治療・基本技術 一般目標 歯科疾患と機能障害を予防・治療・管理するために、必要な基本的技術を身に付ける。
行動目標 基本的な予防法の手技を実施する。
基本的な治療法の手技を実施する。
医療記録を適切に作成する。
医療記録を適切に管理する。
応急処置 一般目標 一般的な歯科疾患に対処するために、応急処置を要する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。
行動目標 疼痛に対する基本的な治療を実践する。
歯、口腔及び顎顔面の外傷に対する基本的な治療を実践する。
修復物、補綴装置等の脱離と破損及び不適合に対する適切な処置を実践する。
高頻度治療 一般目標 一般的な歯科疾患に対処するために、高頻度に遭遇する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。
行動目標 齲蝕の基本的な治療を実践する。
歯髄疾患の基本的な治療を実践する。
歯周疾患の基本的な治療を実践する。
抜歯の基本的な処置を実践する。
咬合・咀嚼障害の基本的な治療を実践する。
医療管理・地域医療 一般目標 歯科医師の社会的役割を果たすため、必要となる医療管理・地域医療に関する能力を身に付ける。
行動目標 保険診療を実践する。
チーム医療を実践する。
地域医療に参画する。

基本習得コース

救急処置 一般目標 歯科診療を安全に行うために、必要な救急処置に関する知識、態度、技能を習得する。
行動目標 バイタルサインを観察し、異常を評価する。
服用薬剤の歯科診療に関する副作用を説明する。
全身疾患の歯科診療上のリスクを説明する。
歯科診療時の全身的合併症への対処法を説明する。
一次救命処置を実践する。
二次救命処置の対処法を説明する。
総合診療計画 一般目標 円滑な歯科診療を実施するために、必要な医療安全・感染予防に関する知識、態度、技能を習得する。
行動目標 医療安全対策を説明する。
アクシデント、インシデントを説明する。
医療過誤について説明する。
院内感染対策(Standard Precautionsを含む)を説明する。
院内感染対策を実践する。
経過評価管理 一般目標 自ら行なった治療の経過を観察評価するために、診断及び治療に対するフィードバックに必要な知識、態度、技能を習得する。
行動目標 リコールシステムの重要性を説明する。
治療の結果を評価する。
予後を推測する。
予防・治療技術 一般目標 生涯研修のために必要な専門的知識や高度先進的技術を理解する。
行動目標 専門的な分野の情報を収集する。
専門的な分野を体験する。
POS(Problem Oriented System)に基づいた医療を説明する。
EBM(Evidence Based Medicine)に基づいた医療を説明する。
医療管理 一般目標 適切な歯科診療を行なうために、必要となるより広範囲な歯科医師の社会的役割を理解する。
行動目標 歯科医療機関の経営管理を説明する。
常に、必要に応じて医療情報の収集を行なう。
適切な放射線管理を実践する。
医療廃棄物を適切に処理する。
地域医療 一般目標 歯科診療を適切に行なうために、地域医療について知識、態度、技能を習得する。
行動目標 地域歯科保健活動を説明する。
歯科訪問診療を説明する。
歯科訪問診療を体験する。
医療連携を説明する。