センター概要

センター長挨拶

臨床教育研修センター長 五井 孝憲

福井大学医学部附属病院の臨床教育研修センターのホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。2023年4月より、センター長を拝命いたしました五井 孝憲です。ご挨拶を兼ねて当センターについてご紹介をさせてただきます。

次世代を担う医療人の育成

当院は大学病院ならではの高い専門性を有しながら、臨床を重視した一般病院の良さも兼ね備えています。 すなわち高度先進医療を展開する大学附属病院であると同時に、地域に密着したプライマリーケアも行い「広くかつ深い」研修が可能です。また同規模国立大学附属病院の中でもトップクラスの症例数を誇り、経験豊富な指導医の下、臨床修練医に多数の執刀機会があり、多様な疾患を経験できます。
指導方法は、突然現場に出て慌てないための、しっかりした教育システムを作っており、地方の大学病院ならではのアットホームな雰囲気で、どの診療科も指導医が2名以上つくことが多く、知識や技術の基本から応用編までおこなわれています。同じ目的を持った研修医や若い先生が多いので、困ったことや相談したいことなど聞きやすく、働きやすい環境で、上級医と気軽な関係性が保て、研修医が気軽に相談にすることが出来るというのは当院研修プログラムの一番の魅力です。

自主性とチームワーク

研修医として求めるものは自主性です。自分で研修中に疑問に思った時は常に自主的に上級医に質問し、自分で調べて学び直し、それを実践していけるように指導しています。
また、現代の医療現場で主流となっているのは、多職種のメディカルスタッフが、それぞれの専門的な医療技術を結集して行う「チーム医療」です。一人では限界があります。自分ができない時は協力をお願いする事ができ、誰かが困っている時にフォローしてあげられること。そんな風にチームワークを大切にできるような医師を育てています。

整備された豊かな研修環境

福井大学医学部附属病院では病院再整備が完成し、綺麗な病棟、広い外来、充実した医療設備のなかで気持ちよく研修ができるようになりました。また、私は外科医ですが、以前より必要な技術が増えましたし、常に研鑽が必要です。そのため最新のシミュレーターが揃い医療技術を習得出来る「福井メディカルシミュレーションセンター」が併設され、セミナーや技術研修に参加し、希望すればいつでも好きな時間にトレーニングが出来るなど施設が充実している事も魅力です。
大学で研修中の若手医師の教育の一環として、研修センターでは研修の2年間を通じて、おもに外来や当直で遭遇する疾患や見落とすと命に直結する疾患を中心に研修医向け勉強会を毎週実施しています。 全科総動員で専門分野のドクターが講師になり、実習の中に疑問に思ったことや解り難かったことをしっかりと整理をすることができます。
研修医生活の中で、慣れないうちは、肉体的に、精神的に体調を崩すこともあるかと思います。 また、他大学卒業生の方々にとっては、福井で研修を始めることに不安を抱く方もおられるでしょう。 そんな時、当センター教員・職員は心から皆さんに寄り添い、皆さんが快適な研修医生活を送れるように親身になって支援します。

私も研修医と一緒に成長していきたいと思うので、ぜひ当院で一緒に研修が出来ることを楽しみに待っています。

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