院内向け情報

研修症例レポート

臨床研修における病歴要約(症例レポート)提出について

臨床研修の到達目標である経験目標のうち病歴要約(症例レポート)提出票(別紙1)について、下記により病歴要約(症例レポート)の作成をよろしくお願いいたします。経験した症例、レポートの様式等は、たすきがけ病院のものでも構いません。
なお、提出の期限は翌月末までとし、まとめて担当へ提出してください。

1)病歴要約(症例レポート)は各項目1例以上作成し、1患者につき2症例まで重複申請することを許容する。

2)病歴要約(症例レポート)は病棟受持患者の場合は病歴要約(症例レポート)提出票と『退院時要約のコピー』を提出する。

  • ① 『退院時要約のコピー』は、患者氏名欄は黒マジック(または黒スタンプ)で塗りつぶし、 イニシャル(姓・名の順)を記載する。また、世帯主氏名欄、退院後連絡先欄についても 黒マジック(または黒スタンプ)で塗りつぶし、余白に、病歴要約(症例レポート)提出票の項目番号・項目名を必ず記入して下さい。
  • ② 病歴要約(症例レポート)提出票、上段の項目にチェックを記載する。
  • ③ 病歴要約(症例レポート)提出票、下段に【考察】を記載する(用紙が不足する場合は 別紙に記載)。考察の確認を指導医にお願いし、自署をいただく。

3)病棟受持患者が当該科研修終了日も入院中である場合や病棟受持患者以外で経験した場合は、研修症例レポート(別紙2)により作成し、病歴要約(症例レポート)提出票の考察の確認を指導医にお願いし、自署をいただく。

4)CPC(臨床病理検討会)レポートについては、発表時の資料を提出する。経験ができない場合は、他のCPCに参加してレポートを作成すること。

その他

(1)PG-EPOCの評価は、研修中の到達度チェックや研修修了判定の重要な基礎資料となります。 入力漏れがないよう十分注意願います。

(2)不明な点や疑問点がありましたら、担当(病院部総務課研修担当 内線3113,3114, 3809)までご連絡ください。

病歴要約(症例レポート)提出項目一覧

修了判定には、55項目の病歴要約(サマリ)の提出(考察含む)と、PG-EPOCの承認が「必須」です。
また、PG-EPOCの全項目入力が必須となっておりますので確認し、入力してください。

病歴要約(症例レポート)提出項目一覧

経験すべき症候<29項目>

外来又は病棟において、下記の症候を呈する患者について、病歴、身体所見、簡単な検査所見に基づく臨床推論と病態を考慮した初期対応を行い病歴要約を提出する。

  1. ショック
  2. 体重減少・るい瘦
  3. 発疹
  4. 黄疸
  5. 発熱
  6. 物忘れ
  7. 頭痛
  8. めまい
  9. 意識障害・失神
  10. けいれん発作
  11. 視力障害
  12. 胸痛
  13. 心停止
  14. 呼吸困難
  15. 吐血・喀血
  16. 下血・血便
  17. 嘔気・嘔吐
  18. 腹痛
  19. 便通異常(下痢・便秘)
  20. 熱傷・外傷
  21. 腰・背部通
  22. 関節痛
  23. 運動麻痺・筋力低下
  24. 泌尿障害(尿失禁・排尿困難)
  25. 興奮・せん妄
  26. 抑うつ
  27. 成長・発達の障害
  28. 妊娠・出産
  29. 終末期の症候

経験すべき疾患・病態<26項目>

外来又は病棟において、下記疾患・病態を有する患者の診察をし、診断・検査・治療方針について病歴要約を提出する。1症例は外科手術に至った症例を選択し、病的要約には必ず手術要約を含めることが必要。

  1. 脳血管障害
  2. 認知症
  3. 急性冠症候群
  4. 心不全
  5. 大動脈瘤
  6. 高血圧
  7. 肺癌
  8. 肺炎
  9. 急性上気道炎
  10. 気管支喘息
  11. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  12. 急性胃腸炎
  13. 胃癌
  14. 消化性潰瘍
  15. 肝炎・肝硬変
  16. 胆石症
  17. 大腸癌
  18. 腎盂腎炎
  19. 尿路結石
  20. 腎不全
  21. 高エネルギー外傷・骨折
  22. 糖尿病
  23. 脂質異常症
  24. うつ病
  25. 統合失調症
  26. 依存症(ニチコン・アルコール・薬物・病的賭博)

必須研修一覧

研修内容 備考
感染対策、予防医療、虐待への対応、社会復帰支援、ACP オリエンテーション時のほか、研修会予定
緩和ケア 2年目にて研修会参加
臨床病理検討会(CPC)レポート 年間7回開催予定(3回以上必須)
コアレクチャー 年間14回開催予定(5割以上必須)
地域医療研修(在宅医療研修も含む) 2年目にて研修
一般外来研修 2年目にて研修

【必須ではないが望ましい】
感染制御、栄養サポート、認知症ケア、退院支援等の活動に参加すること、児童・思春期精神科領域(発達障害等)、薬剤耐性菌、ゲノム医療等、社会的要請の強い分野・領域等に関する研修

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