循環器内科
研修の特徴
01診断から治療まで一貫して担当
「低侵襲治療」ができる
当科は、内科としての診断はもちろん、カテーテルによる準外科的治療も得意です。内科と外科の両方のいいとこ取りができ、診断から治療まで一貫して担当できます。そして、患者さんのからだの負担を小さくし、治療後のQOLを向上させる「低侵襲治療」のため、ほとんどの患者さんが元気に歩いて帰っていきます。重篤であった方を元気な状態に戻してあげられる――この感覚をいっしょに体験しませんか?
02生活習慣病中心に
内科の幅広い知識が増える
循環器内科は、心臓のみを扱っているわけではありません。体幹のすべての血管に関して携わっているといっても過言ではありません。そのため血管のリスク因子管理として生活習慣病の治療にも携わることが多く、糖尿病・高血圧・高脂血症のプライマリー治療も経験でき、幅広い知識が増えます。ある意味では総合的内科といえるでしょう。
03急変に対して
冷静に対処できる能力
心室細動や心肺停止などの初期救急処置はもちろん、その後のアドバンス治療も循環器内科が担っています。ECMOなどの機械的処置や管理ができることは、循環器ならではの強い武器です。急変時にも冷静に対応できる循環器内科医は非常にかっこよく見えます。
04カテーテルだけではない
その他、幅広い分野に
循環器内科の分野はカテーテル治療のみではありません。心電図分野、心エコー分野、CT/MRI分野と心臓・血管中心にそれぞれに専門があり、専門学会があります。「カテばかりはちょっと……」と考えていませんか? そういう方には心エコーも専門でがんばることもできます。そのための国内留学もあり、実際に国内留学をしている先生もいます。
05病棟専門の当直なし
きっちり働いてきっちり休む
働き方改革の一環で、病棟専門の当直はなくなり、すべてオンコール体制となりました。また休日も基本オンコール医が対応することを徹底しています。そのため「24時間病院にいる」ことがなくなり休日も確実に休めるようになりました。一昔の「〇〇時間病院にいるよ~」という病院滞在時間を自慢する時代はもう昔のことです。きっちり働いてきっちり休む、これが福井大学循環器内科の取り組みです。
06福井大学の卒業生が多い
循環器内科の先生はほとんどが福井大学の出身者です(県外出身で福井大学卒業生もいますよ)。そのため学生時代の部活やサークルでのつながりがあるなど、非常に相談しやすい環境です。またそういったつながりが他科ともあるので、総合的に風通しがいい診療科です。この風通しがいい環境でじっくり臨床実力をつけてみませんか?
指導医(上級医)からのメッセージ
循環器内科池田 裕之先生
こんにちは。循環器内科:20年目の池田裕之といいます。みなさんは、国家試験に合格後の研修医になった自分は想像できていますでしょうか? 「田舎の大学病院での研修なんて・・」と思っていませんか?確かに田舎にある大学病院ですが、地域に根差した大学病院であるため福井県下から患者が集まり、軽症から重症まで担当出来、都会の大病院での研修と同じもしくはそれ以上の研修が出来ると思います。循環器内科のみならず当院の先生方は福井大学出身が多く、基本的に親切で指導熱心です。また自分の時間を持つことも大切であるとの雰囲気もあり、「よく遊びよく学ぶ」環境がそろっていると思います。わたし達と是非一緒に明日の医療を担っていきましょう!
後期研修医(専攻医)の声
循環器内科科藤田 朝陽先生
私が福井大学病院循環器内科で働き始めてから数ヶ月間になりますが、多数の魅力を感じています。
当科は教育的な環境であり、充実した研修プログラムが提供されています。指導医や上級研修医のサポートのもと、幅広い循環器疾患について学ぶ機会を得ることができます。前年まで勤務していた市中病院では虚血(と不整脈)がほとんどでしたが、当院ではそれらだけでなく、心筋症や弁膜症など、さまざまな症例にも触れることができています。これにより、循環器内科の幅広い病態に対する知識と経験を積むことができました。
さらに、福井大学医学部附属病院循環器内科の雰囲気は非常に良いです。アットホームな雰囲気の中で、スタッフ同士が協力し合い、患者さんに最高のケアを提供するために努力しています。また、新しい医療技術や最新の研究にも積極的に取り組んでおり、常に最新の知識と情報にアクセスできる環境が整っています。
循環器内科は複雑な疾患を扱う上で重要な分野です。心臓や血管の病気に興味をお持ちであれば、当科は素晴らしい学びの場となることでしょう。豊富な経験と知識を得ることができるだけでなく、温かい雰囲気の中で成長することもできます。
ぜひ、循環器内科への興味を追求し、当科での研修を検討してみてください。皆さんの成長をサポートする環境が整っており、貴重な経験を積むことができることでしょう。
ご質問があればお気軽にどうぞ。いつでもお待ちしています!