初期臨床研修

産科婦⼈科

研修の特徴

01産婦人科でしか経験できない
生命の誕生

将来、医師として数多くの「死」に直面することになります。生命の誕生は、産科婦人科でしか経験できません。分娩を経験することは、医師として「死」に立ち向かっていく過程で貴重な財産となるでしょう。他の専門分野を選択することになるかもしれませんが、短期間でもこの奇跡の中で一緒に働いてみませんか。

02どの科に進んでも
妊婦さんを診る機会はやってくる

将来どの科に進んだとしても、妊婦さんを診る機会はきっとやってきます。妊娠さんの病態を理解し、自分の患者さんが妊娠した時にも適切な薬を処方しなければなりません。また妊婦さんに対して画像検査を行わなければならない時が必ずあります。この際には妊娠週数や撮影部位、放射線被爆の程度を考慮してもっとも適切な画像検査を選択する必要があります。そういった時に焦らない自分を想像してみてください。産婦人科の初期臨床研修を受けておいて損はないはずです。私たちは皆さんがどの診療科に進んだ際にも使える知識を伝え、「女性診療の裾野を拡げる」ことを目標としています。

03外科的手技、
内科的思考について学ぼう

産婦人科は不妊診療、女性内分泌診療、更年期診療、などの内科的分野に加え、お産、良性疾患や悪性腫瘍の外科手術が数多くある、内外不分離の科です。そのため内科的思考と共に、会陰切開や手術の閉創といった外科的手技を学ぶ機会が豊富にあり、まだ志望科が定まっていない研修医が回る科として最適と言えます。

04産婦人科4領域を
経験することができる

周産期、腫瘍、生殖内分泌、女性医学のそれぞれの症例が経験できるようにバランス良く配置します。具体的な研修内容は、みなさんの興味や学びたいことに合わせて病棟医長と決めていきます。

05研究や国際交流活動への参加

産科婦人科学教室はオタワ大学と長年の提携関係にあり、現在も月に1回研究についてカンファレンスを行っています。このため、希望があれば国際学会での雰囲気や海外の研究者との交流の方法を学ぶことができます。また学会参加や発表を行うことも可能です。

指導医(上級医)からのメッセージ

産科婦人科大沼 利通先生

専門研修の先生には、まず大学で基礎的な産婦人科診療の知識や技術を身につけていただきます。その後は関連病院へ移動して研修を行い、産婦人科専門医を取得します。当教室は県内、近県を含めて多くの基幹病院に医局員を派遣しています。当科へ入局していただくと、これらの病院で豊富な経験を積むことが可能です。専門医取得後に周産期医学、婦人科腫瘍学、生殖内分泌学、女性医学等のサブスペシャリティ専門医の取得を目指します。当科は女性診療科です。このため妊娠、出産の様なライフイベントについて、適切なサポートを行います。産婦人科は妊娠・出産、若い世代の癌治療、不妊診療、女性の健康サポートといった、女性の未来に直結する重要な役割を有しています。皆さんの力が少子高齢化に苦しむ日本社会を救います。もし産婦人科に興味がありましたら、ぜひ教室へご連絡下さい。私たちは皆様の入局をお待ちしております。

後期研修医(専攻医)の声

産科婦人科中村 百合子先生

私は福井大学を卒業後、千葉県で初期研修を終え、思い返せば住みやすい県だったなと出身大学に戻ってきました。研修は3カ月ごとに周産期・腫瘍・生殖に分かれて1対1で指導医がつきます。ひやっとする場面に遭遇することも多い産婦人科ですが、どの先生方も指導熱心で質問しやすく、安心安全に診療を行えます。田舎だと症例数が少ないと思われがちですが、地域の中核病院としての役割も強く、正常分娩からハイリスク分娩まで多彩な症例を経験できます。また、早くから手術の助手、執刀をさせていただく機会もあり地方大学ならではだと実感します。関連病院は福井県だけでなく、京都・岐阜・石川にもあり、将来自分が進みたい分野に特化した病院で働くこともできます。医局員数も他科と比較し多いため、産休・育休への理解も良好な印象です。他には仕事だけでなく、医局総出の卓球大会や納涼会などのイベントもあり、アットホームな医局でのびのびと研修できる点が魅力的です。ぜひ一緒に研修し福井県の産婦人科を支えていただければと思います。

経験できる点は当大学の強みと考えます。

当大学・当科での専門研修に興味を持っていただければ幸いです。

各診療科の研修内容を見る

Initial Resident

次世代を担う医療⼈は
キミだ。

重症、難治性疾患のみならず、⼀般的な疾患も経験できます。 熱⼼で質の⾼い指導には⾃信があり、救急患者の初期対応⼒が⾝につき、プライマリーケア習得に最適です。 初期研修と博⼠号取得を効率よく両⽴できます。

初期臨床研修医について詳しく

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