初期臨床研修

形成外科

研修の特徴

01症例数より、症例の種類が
豊富であることの利点

都会では症例数も多いのですが、形成外科を標榜する病院がたくさんありますので、どうしても各病院での診療のすみわけが生じます。ある特定の疾患の研修だけであれば症例数が多くていいのですが、形成外科で取り扱う疾患は多岐にわたるので、形成外科全般を研修するうえで都会は不利な面があります。その点、地方は症例数も少ないですが形成外科を標榜する病院も少ないので、形成外科全般にわたって研修できることが大きな利点となります。

02十分な症例数を
じっくり研修できる

専門研修医がまだ少数なので研修に余裕があり、上級医の目が行き届いてきめ細かい指導を受けられるとともに、じっくりと研修に取り組めることが利点です。専門研修医同志で症例を取り合うことなく、十分な症例数を経験することができます。縁あって都会から来た研修医の先生で、いったん都会に戻ったものの地方ならではの良さに気づいて戻ってくる先生もいます。

03早くから
即戦力として活躍できる

当科では早くから手を動かして手術手技を習熟することを大切にしています。手を動かすことは研修を始めて早ければ早いほど技術の取得も早いです。見学だけでは頭で理解しているようでも手術についてなかなか分かっていないことが多いです。手を動かして初めてを手術の本質を理解することができます。即戦力として活躍してもらうことを期待しています。

04一例一例自分で考えて
手術をすること

形成外科の症例はどれ一つとして同じ術野になりません。ワンパターンで手術を進めてもいい結果を得ることはできません。一例一例自分でよく考えて手術をして、終わった後に振り返りをすることが大切です。そうすることで上級医の手術を見る時でも理解が深まっていきます。自分で考えて手術をしていい結果を得られた時が至福の時であり、形成外科の醍醐味です。

05子育てをしながらの
研修が可能

形成外科は体の表面を扱うので、診断はすぐについてほぼ手術に専念できます。病棟業務は術後創部処置が中心です。手術日は帰りの予測はつかないことがありますが、手術日以外は自分のペースで仕事を進めて予定通りに帰ることができます。仕事の充実感もありながら子育てをしながらの研修が可能です。貴重な手術の時には研修のために残ってほしいですが、帰りが決まっているときは途中で退出できるように配慮しています。

指導医(上級医)からのメッセージ

形成外科中井 國博先生

福井大学形成外科にようこそ!
地方で研修するいい点は、症例の種類が豊富であること、じっくりと研修に取り込めることかなと思います。都会では症例数も多いのですが形成外科を標榜する病院がたくさんありますので、どうしても各病院での診療のすみわけが生じます。ある特定の疾患の研修だけであれば症例数が多くていいのですが、形成外科で取り扱う疾患は多岐にわたるので、形成外科全般を研修するうえで都会は不利な面があります。その点、地方は症例数も少ないですが形成外科を標榜する病院も少ないので、形成外科全般にわたって研修できることが大きな利点となります。また、専門研修医も少ないので研修に余裕があり、上級医の目が届いてきめ細かい指導を受けられるとともにじっくりと研修に取り込めることが利点です。縁あって都会から来た研修医の先生で、いったん都会に戻ったものの地方ならではの良さに気づいて戻ってくる先生もいます。

後期研修医(専攻医)の声

形成外科李 穎先生

こんにちは!
私の考える福井大学での専門研修の良いところは、月並みですが、地域に根ざした病院であるところです。福井県内で常勤の形成外科医がいる総合病院は多くないため、近隣のクリニックや病院などから数多くの患者さんを紹介していただいています。老若男女を問わず、実臨床で接する機会があるのは形成外科ならではの魅力かと思いますが、他地域では症例が病院ごとに偏在してしまうこともあると聞きます。福井大学では実際に赤ちゃんからご高齢の方まで、小さな皮膚腫瘍から全身熱傷や先天奇形、下肢切断など幅広い経験を積むことができます。常に異なる症例と出会えることはわからないことも多くて大変ですが、同時に多くのことを学べる貴重なチャンスがたくさんあるということです。様々な症例を経験してみたい!と少しでも思う方はぜひ福井大学での研修を考慮してみてくださいね。

各診療科の研修内容を見る

Initial Resident

次世代を担う医療⼈は
キミだ。

重症、難治性疾患のみならず、⼀般的な疾患も経験できます。 熱⼼で質の⾼い指導には⾃信があり、救急患者の初期対応⼒が⾝につき、プライマリーケア習得に最適です。 初期研修と博⼠号取得を効率よく両⽴できます。

初期臨床研修医について詳しく

ページの先頭へ