初期臨床研修

放射線科

研修の特徴

01進路に関わらず、
医師として必要な
画像診断スキルを習得できる

放射線科では、X線撮影、超音波検査、CT、磁気共鳴検査(MRI)および核医学検査などを利用する画像診断、画像診断を応用した低侵襲性治療(インターベンショナル・ラジオロジー:IVR)、および放射線を使用して種々の疾患の放射線治療を行っています。初期研修を通じて経験する画像診断は、将来どういったキャリアを歩むにしても必ず役立つスキルです。

02何といっても
最先端装置の数々!

最新フォトンカウンティングCT(NAEOTOM Alpha シーメンス社)、最新MRI(Ingenia Elition 3.0T フィリップス社)、PET/MRI (Signa PET/MR  GE社)、リニアック+CT(Radixact アキュレイ社)など、大学病院には最先端の装置と治療を有しています。研修中に、それらを使った画像解析や診断を経験できるのは大学病院だからこそのメリットです。

03初期研修1~2カ月の期間に
系統的な読影法を学ぶ

初期研修中の1~2か月の間に、全身のCTやMRI等の系統的な読影法を学びます。内容は以下のとおりです。
・画像解剖(もっとも基本)
・検査の原理(X線の透過度やプロトンからの信号)
・副作用とその対応(ヨード造影剤、ガドリニウム造影剤)
・読影端末の上手な使い方(DICOMデータは 昔のフィルムではない)
・正しい依頼文の書き方(依頼医/読影医/患者様、みんなが得をする)
・放射線技師への画像追加指示(これが出来れば合格)

04実際に放射線治療の
治療計画を行う

放射線治療(外照射、密封小線源治療)の特徴を理解し、実際に治療計画を行います。がん集学的治療に占める放射線治療の役割を理解し、手術や化学療法との併用療法について理論的根拠を学びます。また、代表的な血管系/非血管系IVR診療に参加し、その意義と適応、手技の概要、合併症を学びます。

05学会だけでなく
各種セミナーへの参加も
医局がサポート

研究にも手を抜かないのが、放射線科のポリシーのひとつです。研究発表や研究論文のためのセミナー参加等のサポート体制が整っています。ワークライフバランスや働き方の多様性も考慮し、趣味の大会参加で休んでもOK(今年は研修医1名がトライアスロンに参加)。6カ月の育休期間を取得した男性専攻医もいます。

指導医(上級医)からのメッセージ

放射線科高田 健次先生

放射線科の仕事は大きくわけて3つ、①画像診断 ②画像下治療 IVR ③放射線治療 となっています。
福井大学附属病院には地方大学とは思えないほどの最新機器が揃っており、それらを駆使した美しい画像をもとに診療を行うことが可能です。大学ならではの珍しく貴重な症例のほか、地域の根ざした大学病院らしいcommon diseaseもたくさん経験することができます。そういった症例の画像一つ一つが経験症例となり、これまで蓄積された症例も含めて吸収することができます。
当科には①~③のそれぞれの分野に専門医・指導医が揃っており、充実した研修生活を送って頂けると思います。また育休・産休などを取得しやすい環境作りにも心がけていますので、理想的なワークライフバランスを見つけて頂けたらと思います。

後期研修医(専攻医)の声

放射線科金井 理美先生

私は卒後8年目の専攻医で、主に画像診断の研修をしています。エコー、XP、CT、MRI、核医学検査といった様々なモダリティを用いて、画像所見から病変の特徴を見出し、症状や検査結果も参照しつつ総合的に鑑別診断を考えるよう、訓練しています。自分の読影レポートに対して指導医の先生からは詳細なフィードバックを受けられ、質問や相談にも丁寧に対応して頂いています。当院では全身の幅広い疾患について学ぶ事ができ、頻度の高い疾患から珍しい疾患まで豊富に経験できるので、毎日新しい発見があって面白いです。また私には子どもが2人いて、私も夫も実家が遠方でありお互いの両親を頼ることができない状況ですが、放射線科は時間外業務が少ないので時間にゆとりを持って、保育園の送迎、育児家事を夫と協力しながらこなしています。勉強、育児、自分の趣味にも自由に使える時間があり、とても充実した研修生活を送っています。

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Initial Resident

次世代を担う医療⼈は
キミだ。

重症、難治性疾患のみならず、⼀般的な疾患も経験できます。 熱⼼で質の⾼い指導には⾃信があり、救急患者の初期対応⼒が⾝につき、プライマリーケア習得に最適です。 初期研修と博⼠号取得を効率よく両⽴できます。

初期臨床研修医について詳しく

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