初期臨床研修

泌尿器科

研修の特徴

01若い先生でも
遠慮なく発言できる

現在、14人の医局員が診療、教育、研究を行っています。日替わりで手術、外来、病棟と業務を分業し、グループチャットシステムを用いてスケジュール管理や患者情報の共有を行っています。週1回のカンファレンスで手術症例や問題症例に関する議論を行っています。また、週1回の勉強会では、手術動画鑑賞による振り返り、各疾患の治療方針の標準化作業、基礎研究の進捗状況の報告などを行っています。若い先生でも遠慮なく発言できるような、アットホームな雰囲気が特徴です。

02多種多様な手術が
経験できる

大学病院といえば、大きな手術しか行っておらず、研修医はただ見学しているだけど思われがちです。当科の特徴は、ほぼすべての泌尿器科疾患に対する手術を行っていることです。がんに対する開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術、内視鏡手術はもちろん、尿路結石、前立腺肥大症、尿失禁や骨盤臓器脱などの女性泌尿器疾患、小児泌尿器疾患、男性不妊症に対する手術も行っています。さらに、腎臓内科と連携をしながら、腎移植、内シャント造設、腹膜透析カテーテル留置なども行っています。大学病院でしか行っていない特殊な手術から、若い先生に執刀していただけるような小手術まで、さまざまな手術を経験できます。

03チーム制を導入
先輩医師に相談しやすい

福井県には、常勤の泌尿器科がいない病院が多数あります。高齢患者の多い地域の病院における泌尿器科の重要性は高く、大学病院のスタッフがそれぞれの病院において、非常勤医師として勤務しています。そのため、従来の主治医制では、個々の入院患者の対応が難しく、2~3人のチームに分けて、入院中の担当患者の診療を行っています。カンファレンスで議論する前に、各チームの上級医に治療方針について相談できる上、検査や処置などもいっしょに行うことで、十分な指導を受けることができます。研修医としてローテーションを行っている間も、各チームの一員として手術や診療を行っていただきます。

04学会や研究会への参加で
学外の先輩医師を見聞きできる

当科では、国内だけでなく海外の学会発表を多数行っています。また、福井県泌尿器科医会という研究会が毎月行われ、福井県全体の泌尿器科医が集まって親睦を深めています。それらの学会や研究会にローテーション中の研修医の先生にも積極的に参加してもらっています。勉強だけではなく、その後の交流会等に参加し、先輩方の話を聞くことは、研修医の先生が将来について考える際にとてもためになると思います。

05女性医師の割合は約15%
泌尿器科患者の約3割が女性

泌尿器科といえば、以前は男性医師しかいない、という印象が強かったと思います。現在、当科の医局に属する医師のうち、女性の割合は約15%です。泌尿器科患者の約3割は女性であり、女性に診てもらいたいと思っている方も多い中、女性泌尿器科医の存在は貴重です。当医局では、女性特有のライフイベントに際しても、様々な形でのサポート体制が整っています。働き方改革真っただ中の昨今、男性女性を問わず、医師のライフワークバランスを重視した医局の雰囲気を味わっていただけると思います。

指導医(上級医)からのメッセージ

泌尿器科稲村 聡先生

泌尿器科と聞いて、「結局何をしている科なの?」、と思ったことはありませんか?泌尿器科は臓器で言うと腎、副腎、腎盂、尿管、膀胱、前立腺、尿道、精巣、疾患で言うと、癌、排尿機能、尿路結石、感染症など、非常に幅広い分野を扱い、内科的・外科的な治療まで行っている診療科です。福井大学は非常に多くの症例数があり、経験豊富な指導医の下、若手医師にも執刀機会が多く与えられます。ロボット手術をはじめとする最先端医療から、common diseaseまで、幅広く診療・手術を行っており、若手のうちから様々な経験を積むことができます。現在の日本は高齢化社会真っ只中ですが、多くの高齢者で問題となる排尿トラブルは、泌尿器科の専門領域です。医師人生を送る上で、初期研修で排尿管理の基礎を学ぶことは非常に有意義だと思います。ぜひ初期研修で福井大学泌尿器科を選択し、自分の可能性を広げてみませんか?皆さんと一緒に仕事ができる日を待っています!

後期研修医(専攻医)の声

泌尿器科徐 元錫先生

2019年度より福井大学泌尿器科専門研修プログラムで研修をしました徐と申します。プログラムの詳細は別に見ていただき、ここでは自分がこの研修プログラムで良かったことを3つ挙げさせていただきます。①十分なバックアップ体制:1年目は大学での研修でしたが、外勤先やオンコールでは必ず相談先があるように配慮してもらえ、いつでも相談できる体制でした。一人放り出されるようなことがなく、安心して診療にあたれました。②症例が豊富な関連病院:2年目以降は関連の市中病院での研修となることが多いのですが、当科は県内多くの基幹病院と連携できており、症例・手術件数が豊富な施設での研修が可能です。多くの症例・手術を経験することができました。③プライベートも充実:当科はオンとオフがはっきりしており、診療科としてプライベートも大切にする雰囲気があります。仕事もプライベート充実させたいあなた、是非福井大学泌尿器科で一緒に働きましょう!

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Initial Resident

次世代を担う医療⼈は
キミだ。

重症、難治性疾患のみならず、⼀般的な疾患も経験できます。 熱⼼で質の⾼い指導には⾃信があり、救急患者の初期対応⼒が⾝につき、プライマリーケア習得に最適です。 初期研修と博⼠号取得を効率よく両⽴できます。

初期臨床研修医について詳しく

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